落合山林の季節の話題をお送りします

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タマムシ

  • 2020年06月25日


雨の中、山林事務所前のサクラ丸太に止まっていました。
この丸太は数年前から置いており、材の周囲は朽ち始めています。

調べてみるとタマムシの幼虫はエノキやケヤキ、サクラなどの枯れ木を食べ、
2~3年すると材の中でさなぎとなり、羽化後に穴をあけて外に出てくるようです。
絶好の産卵場所&住処となっていたみたいです。

それにしても昆虫は食草があったりと、特定の植物との結びつきが強いのですが、
よくそれらを見つけられるなと感心します。
多様性が大切です。

【2020.6.25 落合山林】
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コオニヤンマの羽化

  • 2020年06月21日


ヤゴの殻を破り羽化している最中です。
まだ体の模様や翅には色味がなく体を膨らませながら乾かしているようです。

名前が似ているオニヤンマはヤンマの仲間ですが、
コオニヤンマはサナエトンボの仲間になります。

飛べるようになるまでにどれぐらいの時間を要するか分かりませんが
完全に無防備の状態なので捕食されるリスクもあるのでしょう。
それにしても小さく平たいヤゴの体がこんなに大きな成虫になるなんて、
何と神秘的なのでしょう。

【2020.6.21 真庭市 旭川沿い】 記事詳細へ

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ホオジロ

  • 2020年06月14日


全国的に分布する留鳥ですが、数は激減しているそうです。

6月13日の山陽新聞朝刊には鳥の鳴き声を言葉に置き換える「聞きなし」が紹介されていました。
ホトトギスなら「特許許可局」、ウグイスなら「法、法華経」。
ホオジロの場合は「一筆啓上仕り候(いっぴつけいじょう つかまつりそうろう)」
と言われますが、私にはそう聞こえません。

声は高く、この時期は家の中からも聞こえるほど大きな声でさえずります。
よく見ると頬は黒いのですが名前は頬白です。

【2020.6.14 落合山林】 記事詳細へ

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ヤマナメクジ

  • 2020年06月12日

ほぼ実物大に引き伸ばしています。
太い所は2.5㎝、長さは約10㎝ある大型のナメクジです。
主に森林内に生息しキノコ類を好むため、
松茸のシーズンにはよくかじられます。

ナメクジは貝殻が退化したカタツムリであり、
分類上は陸産貝類に含まれます。

触ると弾力があり、捕食者にとっては美味しそうです。

【2020.6.12 真庭市西河内】 記事詳細へ

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コウベモグラ

  • 2020年06月07日


昼間に水路から這い出してきたことから泳ぐことができると思われる。
西日本中心に分布していたが、近年は東日本にも生息範囲を広げており
アズマモグラというより小型の種を追いやっているようだ。

土中にトンネルを掘るだけあって前足を動かす力は強く、持っていることができないほど。
進むときに邪魔になるため耳は退化しており、目もゴマ粒ほどしかない。
正確な大きさを図ろうと地面に降ろしたところ、すかさずもぐって穴を掘り逃げていった。

【2020.6.5 真庭市西河内】 記事詳細へ

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