落合山林の季節の話題をお送りします

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樹液

  • 2018年08月02日
夏の森で昆虫を引き寄せる“樹液”について。

私もカブトムシ捕りに行きますが、むやみに山を駆けまわっても捕れません。
明るいうちに樹液の出るクヌギを探しておき、夜になったらそこへ向かうのが最も効率的。

樹液が出ている木は、独特の発酵臭があり数十メートル離れていてもにおってくるので案外見つけやすいのです。
虫たちも匂いに引き寄せられ、待ち伏せしていても飛んできます。

昼間はオオムラサキ(蝶)やスズメバチが群がります。


次第に暗くなってくるとカブトムシやクワガタ、蛾などが寄ってきます。

樹液の源流でしょうか、白い泡のようなものが吹いています。
ここが一番おいしいのか、特等席をめぐって争いが繰り広げられます。

光合成で作られた糖分が通っている管をボクトウガという蛾の幼虫が傷つけて、
寄ってくる小さな虫を食べるそうです。
人為的に傷つけてもこの樹液はでないので、やらないこと。

マナーを守って虫捕りに行きましょう。


【2018.7.29 真庭市西河内】

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