落合山林の季節の話題をお送りします

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コウモリモニタリング

  • 2022年03月12日
社有林内の試掘坑跡にコウモリのモニタリング調査に行きました。
これまでも報告事例のある種ですが、引き続き生息が確認できましたので報告します。

1. モモジロコウモリ(岡山県レッドデータブック絶滅危惧Ⅱ類) 2個体
これまでは1個体ずつの確認でしたが、複数同時に見たのは初めてでした。


2. コキクガシラコウモリ(岡山県RDB絶滅危惧Ⅱ類) 30個体
体長は親指ほどと小さく、互いに体を接しないように群れる。


3. キクガシラコウモリ 31個体
体長は大人の拳ほどあり、両翼で体を覆うようにして休みます。


気温が高くなってきましたので、今後は動きが活発になります。次の観察はまた冬になってから。
なお、撮影時にはコウモリへの影響を考慮し、赤いフィルムを張ったライトを使用しました。

【2022.3.12 落合山林】 記事詳細へ

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亜種ダイサギ

  • 2022年03月11日

大型のシラサギです。
姫路城は白鷺城と言われますが、正式にはシラサギという鳥はおらず、
白いサギ類は小さい方からコサギ、チュウサギ、ダイサギなどがいます。

冬期に見られるダイサギの多くは亜種ダイサギと言われ、全長1メートル程度と大型です。
チュウサギは初夏から夏鳥として見られますが、個体数は減少していると言われます。

この時期はカエルや昆虫がいませんので、エサはもっぱら魚がお目当てですが、
最近の近隣河川には魚影が見られずエサ不足が深刻だと予測します。

【2022.3.10 落合山林】 記事詳細へ

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森の掃除屋

  • 2022年02月24日
イノシシを解体した際の内臓を山に放置し、赤外線カメラを設置していたところ、
写真や動画で森の掃除屋が何者なのかよく分かりました。

まずはハシボソガラス。とても敏感で発見が早いです。血の匂いでしょうか。


続いてトビ。カラスを押しのけ爪と嘴を上手に使って食べます。


夜になると先日も紹介したホンドギツネ。
警戒心が強く、カメラに気付いているようです。
別のところへ運んで食べていました。


最後にホンドタヌキ。丸々と太っています。
キツネを追い払って堂々と食べます。
肉はほとんど残っていませんが、最終的に3匹映っていました。


獣などの死体はこのような掃除屋となる動物類がエサとして食べてくれ、
跡形もなくきれいに片づけてくれます。
よって山は常にきれいに保たれます。
これら以外にも夏場には昆虫類も寄ってくるでしょう。
食物連鎖を垣間見る光景でした。

【2022.2.23 落合山林】 記事詳細へ

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ホンドギツネ

  • 2022年02月13日
赤外線カメラにホンドギツネが映っていました。

イノシシを捌いた後の内臓や骨に寄ってきています。

ホンドギツネは基本的に昼間に見ることは稀で、生息数はそれほど多くないと思われます。
夜にヘッドライトで照らされた個体を見るか、ロードキルで轢かれた個体を見るかのどちらかです。
エサや住処が減少しているのでしょう。

尻尾の毛がフサフサでかなり太く見えます。

【2022.2.12 落合山林】

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ルリビタキ

  • 2022年02月10日

岡山では冬鳥として飛来してくるスズメ大の野鳥。
オス独特のブルーがきれいです。

このところよく見かけていたのですが、警戒心が強いためなかなか近づかせてもらえません。
たまたま事務所正面のイチジクの枝に止まっていたので、室内の電気を消してガラス越しに撮影できました。

何かをくわえているようにも見えますが、冬場のエサ探しは大変でしょう。
野鳥は目がくっきり映るとかわいらしいです。

【2022.2.10 落合山林】 記事詳細へ

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