落合山林の季節の話題をお送りします

ヘッダーイメージ

カテゴリー

月別アーカイブ

ハリガネムシ

  • 2017年10月31日
来客者の車に轢かれたハラビロカマキリの体内からハリガネムシが3体出てきていました。

その名の通り、針金のように細く黒い物体で、のたうち回るような動きをします。

もともとは水中に棲んでいますが、水生昆虫に取り込まれ、それらを捕食した陸上昆虫などに寄生し体内で成長します。
バッタやコオロギなどにも寄生するようですが、私はカマキリ以外からハリガネムシが出てくるのを見たことはありません。寄生されたカマキリは生殖機能を失い、完全にコントロールされて最終的には川などに飛び込んでしまうようです。恐ろしいですよね。

何も知らなければただの気持ち悪い生き物ですが、彼らも生き残るためにそのような生態に進化したのだと思えば少しだけ興味が湧いてきます。

【2017.10.31 落合山林】 記事詳細へ

ページの先頭へ

セトウチマイマイの交尾

  • 2017年10月15日
日本に約800種類がいるカタツムリ。
移動能力が低いため、地域ごとにそれぞれの環境に適応して進化してきました。

こちらは中国地方で見られるセトウチマイマイと思われ、殻径21~36㎜、樹上性の種類です。



大部分のカタツムリは雌雄同体で、2匹が出会った時に交尾をするようです。

カタツムリの生殖器は、童謡カタツムリの「♪角出せ、槍出せ、頭出せ~」の槍のことで、
右巻きの場合には体の右側に、左巻きの場合は体の左側にあります。
よって、右巻き同士であれば写真のように生殖孔の位置を合わせて、一方が雄の役割を、もう一方が雌の役割をして交尾ができるようです。

ナメクジはカタツムリの貝殻が退化したものですし、殻の形や色が珍しいものも多く、調べていくとカタツムリの世界に引き込まれそうです。

【2017.9 落合山林】 記事詳細へ

ページの先頭へ