落合山林の季節の話題をお送りします

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二ホンヒキガエル

  • 2025年10月27日

大型のカエル
雨が降ったら出てくるカエル
あまり飛べないカエル
という印象です。

皮膚から毒を出すと言われるためあまり触らない方がいいのですが、
ヤマカガシ(ヘビ)は本種を食べ、その毒を利用します。

溜まり水に産む卵塊は一度に約1,000個以上で、見た目は気持ち悪いですが
孵化して陸に上がった幼生は真っ黒なミニカエルでとてもかわいいです。
岡山県レッドデータブック絶滅危惧Ⅱ類。

2025.10.26 落合山林 記事詳細へ

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イノシシ

  • 2025年10月19日

最近、林道の路肩や轍の間をよく掘り起こされています。
イノシシの仕業です。

ミミズやサワガニなどの餌を求めて鼻先で掘るのですが、
重機で掘ったのかと思うほど土が動かされます。
時には大きな石が散乱することもあり、通行に支障が出ます。


ドライブレコーダーで捉えた個体は約40㎏のメス。
一目散に逃げて100メートルほど先の法面を駆け上がっていきました。

2025.10.17 落合山林 記事詳細へ

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オオタカ

  • 2025年10月14日

少し画像が荒いですが、猛禽類のオオタカです。
キジバトを捕獲した直後のようです。
自然界では鳥が鳥を捕食します。

オオタカは約50㎝とハシブトガラス大のタカで、
岡山県レッドデータブックでは絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。
昔、鷹狩りに使用されたタカがオオタカだったようです。

しばらく観察していると獲物を足に抱えたまま飛び立ってしまいました。

2025.10.10 落合山林 記事詳細へ

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アサギマダラ

  • 2025年10月13日

旅するチョウで、春~夏は南から北上し、今の時期は南へ南下しています。
止まっている花はヒヨドリバナ。翅の浅葱(あさぎ)色がきれいですね。

以前、アサギマダラを呼び込みたくてフジバカマを栽培したことがありました。
フジバカマもヒヨドリバナもキク科で花はよく似ています。
両種の蜜に含まれる成分がオスがメスを引き付けるフェロモン生成に役立つとのことです。

2025.10.8 慶應義塾林 岡山落合の森 記事詳細へ

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ニホンジカ

  • 2025年10月06日
動物が生息することは豊かな山の証拠ですが、行き過ぎると深刻な状況となります。

社有林では年に数回見かけることがありますが、久しぶりにニホンジカ雄を確認しました。

シカは自分の背丈以下の植物を食べるため、生息数が増えすぎると下層植生がなくなります。
せっかく植えた苗木や新たに生えてきた新芽を食べられると森の木は更新できません。
食べるものが無くなると落ち葉まで食べると言われており、
地表があらわになった土地は土砂災害のリスクが高まります。

さらに、シカの繁殖率は年間2割と言われ、10頭であれば2頭増ですが、
10,000頭であれば2,000頭/年増加してしまいます。
天敵がおらず、対策だけではなく捕獲が必要となっています。

2025.10.3 落合山林 記事詳細へ

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