落合山林の季節の話題をお送りします

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絶望の林業

  • 2020年02月18日

ドキッとさせられるタイトルです。
著者は森林ジャーナリストの田中淳夫氏。
3部構成で、第1章:絶望の林業、第2章:失望の林業、第3章:希望の林業となっています。

国民の税金である補助金が無駄につぎ込まれていること、山主にお金が還元されてない実態、
科学的データに基づかない謳い文句や施策、山を傷つける伐採や道づくり、
ビジョンを持たない場当たり的な政策など、どれも思い当たる節があり読んでいて耳が痛くなります。

特に印象的だった言葉は「林業はプロダクトアウトであるべき」という部分。
最近は講習等でもマーケットインを目指すべきとよく聞きますが、
長い目で信念を持って取り組んだ成果を売り込む姿勢が必要とのこと。
そして環境や多様性の部分を無視してはいけないこと。

ぜひ林業に携わる人々に読んでほしいと思った一冊です。


【2020.2.18】 記事詳細へ

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不落葉樹

  • 2020年02月02日

一見、何事もない写真ですが、この時期にはあり得ない光景です。
落葉樹の葉が真冬にも関わらず枯れずに青々と残っているのです。
小さい木ですが、ざっと50枚の葉が残っていました。
枝によっては全て落葉していますが、どのような現象なのでしょうか。

暖冬が影響していることは間違いないでしょう。


【2020.2.2 落合山林】 記事詳細へ

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フキノトウ

  • 2020年01月15日

今年は暖冬傾向が続いていますが、日当たりの良い場所ではフキノトウもすでに芽吹いています。
苦みがあり好き嫌いがはっきりするようですが、春の芽吹きのパワーが含まれているため
体に良い気がするのは私だけでしょうか。

これだけ暖かい冬だと害虫類が死にきれず、農作物への悪影響が心配されます。
雪もさることながら雨もさほど降っていない状況が続き、川には水量がありません。
夏場に一気に降り災害をもたらすことがないことを祈ります。

【2020.1.14 落合山林にて】 記事詳細へ

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魚群

  • 2019年12月11日




カワムツでしょうか。山荘前のダム湖に渦を巻くように泳いでいました。
ざっと数えて数千匹。

魚は何年に一度が急激に個体数が増えることがありますが長くは持ちません。
コイやサギのエサになってしまい、近年ではカワウによる大量食いが問題となっています。


【2019.12.9 落合山林】 記事詳細へ

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アサギマダラ

  • 2019年10月06日


名前の由来は透き通った羽が浅葱色(あさぎ色)をしていること。

アサギマダラといえば、長距離を移動するため羽にマーキングをして
個体識別が行われる場合もあります。この小さな体で1,500キロメートル以上
移動するともいわれ、愛好家も多いです。

また、オスには重要なフェロモンを作るためにフジバカマの蜜が必要です。
このチョウを呼び寄せるため、昨秋、近所の方にフジバカマを株分けしてもらい植えました。
10日ほど前に開花し、今か今かと待っていたところ、10月6日初確認です。
どのくらい滞在するか、何羽きてくれるか、とても楽しみです。

【2019.10.6 落合山林】 記事詳細へ

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