落合山林の季節の話題をお送りします

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ニホンイシガメ

  • 2017年08月10日


日本固有種で環境省レッドリストの準絶滅危惧に分類される、貴重なカメです。
今ではなかなか見ることができなくなりました。

よく見るクサガメとの違いは、
 クサガメ : 目が爬虫類的なライン状、甲羅に3本のキール(隆起)、匂いが臭い
 イシガメ : 目はまん丸、甲羅の中央にキール

カメのロードキル(特に車による轢死)は非常に多く、この夏だけで3匹くらい見ました。
道路を渡ることがあり、車が近づいても首をひっこめるだけです。
車道を歩いているカメを見かけたら、そっと保護して近くの川へ逃がしてあげましょう。

【2017.8.7 西河内】 記事詳細へ

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カブトムシ

  • 2017年08月07日
夏といえばカブトムシ!
皆さん一度は夢中になりましたよね。


クヌギの木を蹴ったり、朽木や街灯周辺を探したり、エサを仕掛けたり。
写真のように樹液の出る木を探すことも有効です。

飼育は蓋のしっかりした虫かごに入れ脱出しないように気をつけます。
スイカは水分が多すぎて弱ってしまうのでエサには向きません。
クワガタは越冬しますが、カブトムシは一年の命。
少し楽しんだら逃がしてあげることも大切です。

【2017.8.5 西河内の雑木林】 記事詳細へ

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ミツバチ

  • 2017年07月31日


アラカシの幹の割れ目にミツバチが営巣しています。
どれくらいの空洞があるのかわかりませんが中に蜂蜜を溜めているのでしょう。

1m程まで寄ることがありますが、大きく刺激しなければ刺されることはありません。
が、今日のミツバチは時折翅をバタバタさせて興奮状態でした。
キイロスズメバチが攻撃しようとしていたからです。(赤円内)

この三時間後に通った際にはいつも通りの光景でしたが、
自然界には常に争いがあることを垣間見ました。

【2017.7.31 落合山林】 記事詳細へ

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ナガレホトケドジョウ

  • 2017年07月26日
コイ目ドジョウ科の淡水魚で、環境省の絶滅危惧ⅠB類、岡山県の絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。
岡山県は本州における分布の西限にあたります。

体長は5㎝と短く、目から口にかけて伸びる黒い筋が特徴です。

山間部の小さな渓流に生息しており、小規模でも開発の影響を受けやすい種です。
砂礫底を好み溜まった落ち葉等に産卵するため、川の環境変化によっては産卵等が困難になるのでしょう。

↑生息していた環境

このような貴重な種が見られることは嬉しいことで、今後は環境に配慮した施業も必要になってくると感じました。

【2017.7.26 落合山林の渓流】 記事詳細へ

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脱皮②

  • 2017年07月12日
今回はヘビの脱皮です。


正体はアオダイショウで、国内で最も大きくなる無毒のヘビです。
ネズミが大好物なため、人家近くでよく見られます。
これまで出会ったの抜け殻の最長は1.2メートルでした。

今回の抜け殻は、切れていた頭部分を含めると約1.6メートル。

ヘビの脱皮はまず頭付近が割れ、ストッキングを脱ぐように
古い皮を裏返しにしていくように脱いでいきます。
上手くいけば頭からしっぽまでつながって脱ぐことができるようです。




脱皮によってさらに一回り大きな個体となるでしょう。

 【2017.7.10 落合山林事務所 軒下】 記事詳細へ

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